こんにちは!【食べて、遊んで、旅をして】のRinです。
本記事は、
✅タイのチュラロンコン大学で英語留学ができるのか?
✅チュラロンコン大学の授業内容はどんな感じ?
✅チュラロンコン大学の授業は難しい?
このような疑問を解決できるような内容になっています◎
この記事を書いている私はタイのチュラロンコン大学に半年間留学していました✈️
BALAC(文学部の英語コース)で私が受講した授業について解説していきます❗️
- タイの東大・チュラロンコン大学で英語留学?
- BALAC(文学部・英語コース)で私が受けた授業
- 国際課題研究(タイ山岳民族)
- 記事のまとめ
タイの東大・チュラロンコン大学で英語留学?
『英語留学』といえば、アメリカやカナダ、オーストラリアなどの英語圏の国を想像される方が多いかと思います。
しかし、タイの東大『チュラロンコン大学』でも英語留学が可能です❗️
むしろ、英語圏での英語留学と比べて
✅なまりのある英語に対応できるようになる
✅英語を勉強するのではなく、英語で勉強できる
✅英語圏ではないタイの学生の流暢な英語に圧倒され、モチベーションアップ
このようなメリットがあります❗️
チュラロンコン大学とは?
チュラロンコン大学は、『タイの東大』という代名詞で有名な大学です。
タイで最も優秀な大学とされており、成績優秀・容姿端麗な学生が多いことでも有名です。
バンコクの中心部に位置し、世界各国からの留学生も受け入れています。
チュラロンコン大学(Chulalongkorn University)
URL:https://www.chula.ac.th/en/
TEL:+66 2 215 3555
住所:254 Phayathai Rd, Wang Mai, Pathum Wan District, Bangkok 10330 タイ
BALAC(文学部・英語コース)で私が受けた授業
私はBALACと呼ばれる、文学部の英語コースに留学していました。
教授・学生の多くはタイ人でしたが、授業は全て英語で行われます。
授業は1クラス3時間で、1科目3単位です。単位取得には最低8割以上の出席が必要です。
私は受講したのは、以下の8つの授業です。
①Visual Culture(視覚芸術)
②Theatre and Film Appreciation(演劇/映画批評)
③Introduction to Classical Music(古典音楽入門)
④Classical Japanese Literature(古典日本文学)
⑤Public Speaking(英語プレゼン)
⑥Reading & Writing Fundamentals(英語の読み書き)
⑦French Speaking(フランス語会話)
⑧Basic French 1(フランス語文法1)
それでは、1つずつ授業概要、実際の授業風景、面白かった/大変だった点について解説していきます。
授業選びの参考になればうれしいです😘
①Visual Culture(視覚芸術)
授業の概要
絵画や彫刻、現代アート、タイの伝統芸術について勉強します。
座学では芸術の歴史や知識、技術について勉強し、グループワークやグループ発表もありました。
毎回パワーポイントを使って授業が進みます。授業後、授業で使用したパワーポイントを各学生にメールで送付してくれるのでありがたかったです❣️
2回の学外授業があり、そこでは座学で学んだ知識を活かして展示物を考察し、レポートを提出する課題がありました。
実際の授業風景
座学では、ピクトグラムや世界中の落書きについて紹介されたり、各グループに不思議なマークを渡されて、そのマークの意味を解析するような課題がありました。
学外授業では、MOCA美術館とバンコク芸術文化センターへ行きました。教授が作品を解説してくれる時間もあり、とても面白かったです◎
面白かった/大変だったこと
学外授業はとても楽しいのですが、展示品を考察するという課題もあります。
課題には教授からの質問があり、『その芸術作品のコンセプトと意味は?』『その芸術作品にはどのような目的があり、またその目的はどのように達成されているか例をあげて答えなさい』などなど…
正直芸術についてほとんど勉強したことがなかった私にはとても難しい課題でした😂
しかし逆に、初めて芸術作品に真面目に向き合ういい経験になりましたし、たくさん知識も身につきました。
また、ほとんどの受講生がタイ人学生です。
グループワークでは積極的にアピールしないと、タイ語でどんどん進められてしまいます。
積極的にアピール&グループワークに参加しなければ置いてけぼりになっちゃうので注意です❗️
②Theatre and Film Appreciation(演劇/映画批評)
授業の概要
映画や演劇、映像メディアの批評を行ったり、歴史を勉強する授業です。
前半は座学で、授業ごとに教授が変わるオムニバス形式でした。
後半は、最後の授業で行うグループ発表の準備でした。
実際の授業風景
前半期の授業では、座学で、映画や演劇、映像メディアの批評の方法や歴史を勉強しました。
授業で勉強したことを生かして、実際に映画や演劇を鑑賞し批評するという課題もありました。
私は当時タイで上映されていた “What Happened to Monday(邦題:セブンシスターズ)” と、チュラロンコン大学で公演があった “Tokyo Note(東京ノート)” を鑑賞し、レポートを書きました。
後半期の授業は、授業最終日に行うグループ発表の準備に充てられました。
授業最終日は、大学のステージでグループごとに演劇を行います。テーマ、台本、衣装など全て学生の自作です。全ての学生が何らかの担当(出演者、監督、台本作成、衣装ディレクターなど)をしなければなりません。
とても大変ですが、とてもやりがいのある授業です。
面白かった/大変だったこと
私は映画や演劇の鑑賞が大好きなので、何も苦ではありませんでした!とても楽しかったです。
最後のグループ演劇発表も、私の所属したグループのメンツのやる気がすごすぎて、ついて行くのに必死でしたが本気でゼロから何かを制作する楽しみを感じられました ☺️
人前に出るのが苦手な人は衣装や台本などを担当すれば何とか乗り切れると思います。
③Introduction to Classical Music(古典音楽入門)
授業の概要
授業名には古典音楽とありますが、古いものから現代の音楽まで全て扱ってくれました。
各時代の音楽の歴史や作曲者、音楽家について勉強したり、さまざまな音楽を聞いたりします。
2回の小テストと1回のコンサート鑑賞レポートで成績がつきます。
小テストはイントロクイズです。5秒くらい音楽が流されるので、その曲名と作曲者を記述するというものでした。
実際の授業風景
毎回の授業でさまざまな音楽を紹介してくれるので、クラシック音楽が大好きになりました 💓
音楽好きにとても向いている授業です。
面白かった/大変だったこと
正直、大変だったことはほとんどなかったです。とても楽しい授業でした❗️
グループワークなどもないので、ひたすら音楽について勉強できます。
強いて言えば、コンサート鑑賞とそ鑑賞レポートの提出がちょっと大変でした。
なぜかレポート提出だけではなく、鑑賞レポートを暗記してビデオをに撮影してビデオクリップを提出する、という課題があったのです。
④Classical Japanese Literature(古典日本文学)
授業の概要
日本語を勉強している学生向けの授業です。主に日本の古文を扱います。
普通に日本語を勉強しているだけで十分だと思うのですが、古文を読み、解読していました。
私はTA(Teaching Assistant)的な役割で参加するつもりだったのですが、内容が難しくて普通に受講しました。😂
実際の授業風景
授業は少人数で、ある程度の日本語ができる学生を対象としています。
日本の古典文学を扱い、古文を解読したり、当時の日本の様子や背景なども勉強します。
普通に日本の高校レベルの古文授業だと感じました。扱う古典作品についてグループで解読し、グループで出た結論を授業で発表します。
面白かった/大変だったこと
実は、この授業は2回目で「もう無理だ」と思い、脱落してしまいました。
日本語の授業だし余裕だろうと思っていたのが悪かったです… 古文や日本史についてほとんど知識がなかったので、『日本人なのにわからないの?』と思われている気がして、負けてしまいました…
教授は、タイ人学生のためにもぜひ日本人学生に参加してほしいと言っていたので、申し訳なかったです。
古文や日本史が好きな方がいれば、ぜひ受講するといいと思います❗️
⑤Public Speaking(英語プレゼン)
授業の概要
名前の通り、英語で発表する練習の授業です。
前半は基本的に話を聞くだけの授業です。プレゼンの作成方法、内容の構成、手や目の動き、聴衆への訴えかけ方、NGなプレゼン、心構えなどを勉強します。
後半は学んだ知識を活かして1人ずつプレゼンをします。
実際の授業風景
前半期は基本的に話を聞くだけの授業だったので、とても楽でした。
グループワークもなく、ひたすらプレゼンについて勉強します。
後半期はプレゼンをしたり、他学生のプレゼンを聞いたりしました。
プレゼンをする機会は2回ありました。1回目は「自己紹介・生い立ち」のプレゼンをしましたが、受講生全員の生い立ちを深く聞くことができ、とても面白かったです❗️
面白かった/大変だったこと
いくらプレゼンを勉強しても、やっぱり自分がプレゼンをする番になるとかなり緊張しました❗️
ただ、教授も他の受講生もあたたかい目で見守ってくれるのでとても安心してプレゼンができました。
この授業ではLINEグループを作成し、教授や他の受講生ともつながりました。
授業が終わって2年ほど経った今でもそのグループが時々動くくらいに仲良くなれました。
⑥Reading & Writing Fundamentals(英語の読み書き)
授業の概要
名前の通り、英語の読み書きの訓練をする授業です。
BALAC(文学部英語コース)の1年生が対象の授業で、英語で授業を受ける力を身につけます。
実際の授業風景
ひたすら英語のリーディング・ライティングを練習します。
リーディングの時間に英語文章の構造を学び、ライティングの時間にその構造を使った英語文章を書く、という流れでした。
リーディングの際の読み物も、かたいものばかりではなく『なぜ男女の友情は成立しないのか』『独身と結婚後はどちらが幸せか』など面白いテーマもたくさん扱ってくれました。
面白かった/大変だったこと
毎週のようにライティングの宿題があり、メールで提出しなければなりませんでした。
私は作文が好きなのでそこまで苦には感じませんでしたが、作文が苦手な人には辛い宿題かもしれません。
授業では、学生同士2名のペアを作り、宿題のライティングをお互いに見せ合ってチェックし合う、というペアワークが頻繁にありました。
英語がとても上手な学生に私の粗末な英語文章をチェックされるのは少し恥ずかしかったです😂
⑦French Speaking(フランス語会話)
授業の概要
ある程度フランス語を勉強したことのある学生を対象にした授業です。
フランス人の教授が担当し、フランス語の会話を練習します。テキストは使わず、ひたすら教授と会話をします。
実際の授業風景
授業は基本教室で座学だったのですが、1度だけみんなでフランス料理店へ行きました🇫🇷🍽
教授や他の学生とおしゃべりしながらフランス料理を食べることができ、とても面白かったです。
面白かった/大変だったこと
この授業は「ある程度フランス語を勉強したことのある学生」が対象です。
そして、その「ある程度」とは「チュラロンコン大学でいう“ある程度”」です。
(つまり、日本の大学で1年間フランス語基礎を勉強しただけの私にはとても難しかったということです😂)
2回目くらいの授業で、『あなたはフランス語が話せないからフランス語基礎の授業を受けなさい』と教授に言われてしまい、脱落しました…
フランス語会話がある程度できる方ならとても楽しめる授業だと思います❣️
⑧Basic French 1(フランス語文法1)
授業の概要
『French Speaking(フランス語会話)』を脱落した私が受講した『Basic French 1(フランス語文法1)』は、初めてフランス語を勉強する学生向けの授業です。
ベトナム人の教授と一緒に、基本的なフランス語文法や語彙を勉強します。
成績は期末のテストと、教授と1対1のフランス語会話で決まります。
実際の授業風景
テキストを使いながら、フランス語をゼロから勉強します。
私が日本の大学で1年かけて勉強した内容を、1学期間で勉強し終えてしまいました。
私は日本でフランス語を勉強したばかりだったので、なんとか理解できました。
面白かった/大変だったこと
『日本の大学で1年間フランス語を勉強したんだから余裕だろう』と思っていたので、授業のスピードが思ったより速く、驚きました😲
フランス語を少し勉強したことのある方におすすめです❣️❣️❣️
ちょっとだけ余裕を持って授業にいけると思います。
国際課題研究(タイ山岳民族)
最後に、チュラロンコン大学で履修する授業ではないのですが、国際課題研究に少し言及します。
国際課題研究とは、私の日本の大学から課された課題で、チュラロンコン大学へ交換留学にいく学生がしなければならない研究です。
私は『タイの山岳民族村と観光地化』をテーマに研究しました。
興味があればぜひこちらをご覧ください⏬⏬
記事のまとめ
この記事では、
✅タイのチュラロンコン大学の英語環境
✅チュラロンコン大学の授業内容
についてご紹介しました❗️
チュラロンコン大学の寮【CU iHouse】の情報が知りたい方はこちらをどうぞ!
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