こんにちは!【食べて、遊んで、旅をして】のRinです。
本記事は、
✅ 『華麗なるギャツビー』の名言(英語)まとめ
✅ 『華麗なるギャツビー』の名言(英語)和訳・解説
このような内容となっています。
微妙にネタバレしそうなので、
ネタバレしてほしくない方は事前に作品をご覧ください‼️
【洋画】『華麗なるギャツビー』で学ぶ!ロマンチックな名言・解説
『華麗なるギャツビー』は2013年公開のアメリカ映画。
原作はF・スコット・フィツジェラルドの小説『グレート・ギャツビー』(1925)です。
レオナルド・ディカプリオが主演のギャツビーを、
キャリー・マリガンがギャツビーの想い人・デイジーを演じました。
元恋人・デイジーが忘れられず、過去をやり直そうとするギャツビーと
前に進みつつもギャツビーと再び恋に落ちてしまうデイジーの物語です。
2人の愛が大きすぎてロマンチックなセリフ満載です…🙆♀️💓
和訳・解説もありますのでぜひご覧ください。
1. 女の子は美しくておバカなのが1番
映画が始まって間もなく、いきなり名言が出てきます。
デイジーといとこのニックが話している場面です。
デイジーが妊娠中に子どもの性別を知った時のことを語っています。
デイジー:I asked the nurse if it was a boy or a girl.
(赤ちゃんが男の子か女の子か尋ねたの。)
デイジー:And she said it was a girl.
(女の子だと分かったわ。)
デイジー:I wept: “I’m glad it’s a girl. And I hope she’ll be a fool”.
(嬉しくて泣いちゃった。そして、バカに育てと願ったわ。)
デイジー:That’s the best thing a girl in this world can be.
(この世界で女の子が生きるにはそれが一番いいの。)
デイジー:A beautiful Little Fool.”
(美しくてかわいいおバカさんがね。)
ちなみに、これを語っているデイジーは確かにとても美しくて
ちょっと抜けている感じのキャラに描かれています。
wept: (weepの過去形・過去分詞形) 涙を流す
That’s the best thing (that) a girl in this world can be.
後ろの a girl in this world can be は、the best thing を修飾しています。
直訳すると、「それが この世界の女の子がなることができる 一番いいこと」という感じです。
2. 観客でいるか、自らプレーするかだ
破天荒な男性トムが、真面目で消極的なニックに対してかける言葉です。
トムが不倫&女遊びをしているところに遭遇し、
「用事があるから僕は帰るよ」というニックをトムが引き止めます。
トム:Nonsense! Go on in there and talk to Catherine.
(何言ってるんだ。キャサリンと話せよ。)
トム:Listen, Nick, I know you like to watch.
(なあニック、君はいつも観客でいるよな。)
トム:I remember that from collage.
(大学の時からそうだ。)
トム:No, I don’t make any judgement.
(別に否定してるわけじゃないんだ。)
トム:We have all summer.
(でも、夏はまだまだ長いぞ。)
トム:Now, do you wanna sit on the sideline and watch,
(座って見てるだけの観客でいるか、)
トム:Or do you wanna play ball?
(自らプレイするかだ。)
このような熱いトムの言葉に誘われて、
この日だけはニックも酒池肉林を楽しんでしまいました。
“Listen, Nick,” のように会話文の文頭に “Listen” を置いて、
重要なことを話す前置きであることを示すことができます。
judgement は日本語の「ジャッジ」のように
審判などが正誤判定する時にも使いますが、
喧嘩中の会話文等で出てきた場合は「批判する」「否定する」という意味になります。
3. シャツが美しすぎて
主人公ギャツビーが、想い人デイジーに5年ぶりに再会。
ギャツビーの邸宅を案内している時にデイジーが泣きながら言った一言です。
この台詞自体にはあまり意味がありませんが、
文脈から考察すると、とても重く切ない場面です。
(突然泣き出すデイジー)
ギャツビー:What is it?
(どうしたんだい?)
デイジー:It makes me sad.
(悲しくなったの。)
ギャツビー:Why?
(なぜ?)
デイジー:Because…
(だって…)
語り手:Five lost years struggle on Daisy’s lips.
(失われた5年間がデイジーの唇の上で苦しんだ。)
語り手:But all she could manage was:
(しかし彼女が口に出すことができたのは…)
デイジー:Because I’ve never seen such beautiful shirts before.
(だって、シャツが美しすぎて。)
“It makes me sad.” のように
(もの/こと) make(s) (人) (感情) という文型はよく使われます。
これがサラッと言えるようになれたら英会話上級者です!
“Five lost years struggle on Daisy’s lips.” も詩的な表現ですね。
失われた5年間 が主語です。
このような無生物主語の文は日本人にはあまり馴染みがないですね。
“I’ve never seen such beautiful shirts before.”
have never (V過去分詞) ~ before
現在完了形の文です。「今まで一度も〜したことがない」という意味になります。
4. 世界が2人だけならよかった
上記シーンの続き。
ギャツビー邸で、ギャツビーとデイジーが
パイプオルガンの生演奏に合わせてダンスしている場面です。
デイジー:I wish I’d done everything on earth with you.
(世界が2人だけならよかった。)
デイジー:All my life.
(ずっと、一生。)
デイジー:I wish it could always be like this.
(ずっとこうしていられたらいいのに。)
ギャツビー:It will be.
(きっとできるよ。)
なんともロマンチックな台詞をどんどん出してくれています。最高ですね!
“I wish ~” この文型で、「〜することができたらいいのに」という意味になります。
wish の後ろの文が
・過去形で現在のことを表していたり、
・過去完了形で過去のことを表している場合は、
「〜できたらよかったのに」というように後悔の念も含まれます。
[例文]
I wish I could be with you. ([今]あなたと一緒にいられたらいいのに。)
I wish I had been with you. ([あの時]あなたと一緒にいられたらよかった。)
ギャツビーの返答で “It will be.” という表現があります。
この It は 前のデイジーの発言
“I wish it could always be like this.” という文全体を示しています。
なのでここでの、“It will be.” は
“We can always be like this.” という意味になります。
5. 君のためだ。細部に至るまで、何もかも。
次に、ギャツビー邸で開かれた豪華絢爛なパーティの場面。
きらびやかなパーティを見たデイジーが
「理想を実現したのね」とギャツビーに話しかけます。
デイジー:Is all this made entirely from your own imagination?
(あなたの理想を実現したのね。)
ギャツビー:No.
(いや、)
ギャツビー:You see, you were these all along.
(全部君のためだよ。)
ギャツビー:In every idea…
(どんな小さなアイデアも。)
ギャツビー:In every decision.
(何もかも。)
ギャツビー:Of course, if anything is not to your liking, I’ll change it.
(もちろん、君の気に入らない点があれば全部修正する。)
デイジー:It’s perfect.
(完璧よ。)
デイジー:From your perfect, irresistible imagination.
(完璧すぎる想像力ね。)
豪華すぎるパーティを目の前に、
「全部君のためだよ」なんて言われてみたいですね😍
“You see,” を会話文の文頭において
「あのね」「わかるだろ」等という意味になります。
“to your liking” で「お好みで」という意味です。
6. 過去はやり直せる
お金持ちになり、デイジーとの愛を復活させることで
過去をやり直そうとしているギャツビーの台詞です。
ニック:Jay, you can’t repeat the past.
(ジェイ[ギャツビーの愛称]、過去はやり直せないよ。)
ギャツビー:Can’t repeat the past?
(過去はやり直せないって?)
ギャツビー:Why, of course you can.
(もちろんできるさ。)
ギャツビー:See, I’m gonna fix things just the way they were before.
(全てを以前と同じ状態に戻すんだよ。)
“See,” を会話文の文頭において “You see,” と同じように
「あのね」「わかるだろ」等という意味になります。
“I’m gonna fix things just the way they were before“
ここは直訳すると「私は物事をただ以前と同じあり方に修正する」という感じです。
ちょっと複雑ですが、things 以降が things を修飾している形です。
7. もしも彼女にキスしてしまえば虜になると分かっていた
ギャツビーがデイジーとの出会いを回想している場面。
ここもとてもロマンチックです…
女の子として生まれたからには、
1人の男性にこのくらい愛されてみたいものです…❤️
ギャツビー:I always knew that I could climb.
(いつだって登り詰めて成功できると確信していた。)
ギャツビー:But I could only climb if I climbed alone.
(独り身でこそ成し遂げられるとも感じていた。)
ギャツビー:I knew that when I kissed this girl…
(もし彼女にキスしたら)
ギャツビー:I would be forever wed to her…
(虜になると分かっていた。)
語り手:That falling in love would change his destiny forever.
(その恋は、彼の運命を変えたのだ。)
“I knew that S + V …” という表現が何度か出現します。
「〜ということは分かっていた」という意味です。
1番目、2番目の文の “climb” は「登りつめる」≒「成功する」と訳せます。
“wed to ~” で、「〜に結びつける」「〜に嫁がせる」という意味です。
ここでは、
“I would be forever wed to her“ なので直訳すると
「私は彼女に永遠に結びつけられるだろう」となります。
“falling in love” は「恋に落ちる」という意味です。
8. アローカラーの人みたい
デイジーの邸宅にギャツビーを招待した日の場面です。
デイジーの発言は取り止めのないものに聞こえますが、
実は愛の告白だったこと、また夫のトムはそれを見抜いたこと、
それらが明らかとなり、修羅場になりかけたシーンです。
デイジー:You look so cool.
(あなた[ギャツビー]はクールね。)
デイジー:You always look so cool…
(いつも、とてもクールよ。)
デイジー:Like the advertisement of the man in Times Square.
(アローカラーの人みたい。)
デイジー:The man in the cool, beautiful shirts.
(クールで綺麗なシャツを着た男性よ。)
語り手:She had told Gatsby that she loved him, and Tom had seen.
(それは彼女からギャツビーへの愛の告白で、トムはそれを見破ったのだった。)
アローカラーの人、というのは”The Arrow Collar Man” の訳語です。
Cluett Peabody & Companyというシャツメーカーが製造した
シャツを着たモデルのことを指します。
語り手の文だけ過去完了形なのは、
語り手が現在の時制から過去の話を回想しているということを表しています。
9. 愛してる、でも過去は変えられない
ギャツビー、デイジー、デイジーの夫・トム、3名の修羅場です。
ギャツビーはデイジーに
「トムを愛したことはないと言え」
「そうすれば過去をやり直せる」と言いますが…
愛もここまでくると狂気ですね… ちょっと怖くなってきました…
デイジー:I, I never loved him.
(彼[トム]を愛したことはなかったわ。)
トム:Never?
(一度も?)
トム:Not at Kapi’olani?
(カピオラニでも?)
トム:Not that day I carried you down from the punch bowl to keep your shoes dry?
(靴を汚さないために、君を抱いて山から下りたあの日も?)
デイジー:Please, don’t.
(やめて。)
デイジー:There, Jay, you want too much.
(ジェイ[ギャツビーの愛称]、あなたは望みすぎよ。)
デイジー:I love you now, isn’t that enough?
(今はあなたを愛してるわ、それだけじゃ足りないの?)
デイジー:I can’t help what’s past.
(過去は変えられないわ。)
デイジー:I did love him once, but I loved you too.
(彼のことも愛してたの。)
カピオラニ (Kapi’olani) はハワイの観光地、
デビルズ・パンチボール (the punch bowl) は
カリフォルニア州の山脈にある大きな岩です。
“that day I carried you down from the punch bowl to keep your shoes dry“
この文を直訳すると
「君の靴を乾いたままにするために 君を抱えてパンチボールから下りた あの日」です。
“carry (代名詞) down” で「〜を抱えて下りる」
“keep (もの) (状態)” で「〜を〜の状態で維持する」です。
“cannot help” は「どうしようもない」という意味があります。
“I did love him once” のように、
動詞の前に無駄に did や do や does を入れることで、強調の意味を付け足します。
10. クズばかりの世の中で、君にだけ価値がある
ニックがギャツビーに賛辞を送る場面。
なぜかニックはギャツビーに惹かれているんですね。
不思議な関係です。
ニック:Jay!
(ジェイ[ギャツビーの愛称]!)
ニック:There’re a rotten crowd.
(みんな、クズばっかりだ。)
ニック:You’re worth the whole damn bunch put together.
(君だけが価値がある。)
“rotten” は「腐った」という意味です。
“crowd” は「群衆」という意味ですが、可算名詞なので冠詞 “a” がついていますね。
“You’re worth the whole damn bunch put together.” は直訳すると、
「あなたはその全部のクソ(腐った群衆)をまとめて合わせたくらいの価値がある。」です。
“be worth ~” で 「〜の価値がある」
“damn” は「クソ」のような暴言を表す言葉
“bunch together” で「一団に集める」
“put together” で「まとめる」という意味があります。
最後に
本記事では、
【洋画】『華麗なるギャツビー』のロマンチックな名言紹介や、
名言の中にある英語の文法、単語、イディオム解説などを行いました!
ぜひ本編もご覧ください❤️
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