【クラシック音楽】有名・おすすめの曲14選!背景知識も解説◎【バロック〜古典派】

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こんにちは!【食べて、遊んで、旅をして】のRinです。

本記事は、

✅ バロック〜古典派の知っておきたいクラシック名曲

✅ 話したくなるクラシック名曲・音楽家の背景知識・ストーリー

このような内容をご紹介します❗️

流行りのJ-POPや洋楽に飽きてしまったときにおすすめです。
クラシックは不滅です!)

ちょっとした背景知識やその音楽のストーリーも解説しますので、暇つぶしにどうぞ◎

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バロック時代:1600〜1750年

17世紀中頃〜18世紀初頭の約150年間にヨーロッパで生まれた音楽ををバロック音楽と呼びます。
この頃から音楽は教会のミサだけでなく、宮廷で王族や貴族の祝宴向けに演奏されるようになりました。
そのため、「宮廷音楽」と呼ばれることもあり、優雅・華麗な曲風のものが多いです。

それまでのホモフォニー (主旋律と伴奏が分かれている) 音楽から、
ポリフォニー (複数の旋律が共存する) 音楽へと移行している時期でもあり、複雑なメロディが目立つ印象です。

この時代に使われていた楽器には、オルガン、チェンバロ、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、オーボエ、ファゴット等があります。
中でもチェンバロがメインの曲が多かったため、軽やかなメロディが目立ちます。

1. パッヘルベル 『カノン ニ長調 – Canon in D Major』

「パッヘルベルのカノン」といえば、『クラシックの名曲』には必ず挙げられるとほど有名な曲です。
特に前半のメロディは結婚式などのシーンでよく使われています。

「カノン」は日本語で「輪唱りんしょう」という意味で、同じメロディを複数人の奏者がタイミングをずらして演奏する形式です。
パッヘルベルのカノンは、3つのバイオリンと1つのベースで演奏するように作られています。

とてもゆっくりとしたテンポですし、メロディもシンプルで初心者でも挑戦しやすい曲です。
こちらから無料で楽譜を閲覧することもできますので、ぜひ演奏してみてください◎

題名:3つのヴァイオリンと通奏低音のためのカノンとジーグ ニ長調
原題:Canon a 3 Violinis con Basso c. / Gigue
作曲者:パッヘルベル
作曲:1680年
その他:ニ長調、4分の4拍子

2. ヴィヴァルディ 『春 四季より – Spring from Four Seasons』

ヴィヴァルディといえば『四季』ですよね。特に「春」はとても有名な曲です。

春の始まりはまるで小鳥がピヨピヨっと鳴いているようなバイオリンの音色が響きます。とっても可愛らしい曲です。
途中転調し、まるで小さな嵐が来たかのような不安げなメロディが流れ、最後はまたピヨピヨ小鳥の鳴き声に戻ります。
なんとなくストーリーが頭に浮かぶような音楽です。

個人的には、「夏」も好きです。
バイオリニストの腕が試されるあの高速で不安定なメロディが堪らないので、夏も是非聴いてみてください◎

題名:「春」 (ヴァイオリン協奏曲集『和声と創意の試み』より)
原題:La Primavera [l cimento dell’armonia e dell’inventione]
作曲者:アントニオ・ヴィヴァルディ
作曲:1725年
その他:ホ長調、4分の4拍子

3. ヴィヴァルディ 『リュート協奏曲 – Lute Concerto』

「リュート」というのはギターの先祖のような楽器で、ポロンポロンと可愛らしい音を奏でます。

第2楽章ではこのリュートがメインでメロディを進めます。
のんびりした南国ウクレレ風の音楽がリュートの魅力を引き出しています。

題名:リュート協奏曲
原題:Viola d’amore Concerto
作曲者:アントニオ・ヴィヴァルディ
作曲:不明
その他:ニ長調、4分の4拍子

4. バッハ 『ブランデンブルク協奏曲 – Brandenburg Concerto』

ザ・宮廷音楽という感じで、とても華やか & 素敵な音楽です。

6曲からなる合奏協奏曲で、ホルン、オーボエ、ファゴット、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロなどさまざまな楽器が使われており、聴衆を飽きさせません。

ブランデンブルク・シュヴェート辺境の将校に送るために作曲されたため、「ブランデンブルク協奏曲」という名前がつけられました。

題名:ブランデンブルク協奏曲
原題:Six Concerts Avec plusieurs Instruments
作曲者:J.S.バッハ
作曲:1721年

5. バッハ 『トッカータとフーガ ニ短調 – Toccata and Fugue in D Minor』

ヨハン・セバスティアン・バッハ作のオルガン曲の中でも特に有名・人気な曲です。
特に冒頭の音楽は耳にしたことがある方が多いと思います。

普通に生活していると、オルガンの曲を聴く機会はあまり多くないと思います。
シンプルなメロディの部分はとても綺麗ですが、複雑な旋律のところはちょっと聴きにくいと感じました。

題名:トッカータとフーガ ニ短調 BWV 565
原題:Toccata und Fuge in d-Moll
作曲者:J.S.バッハ
作曲:不明

6. ヘンデル 『シバ女王の入城 ソロモンより – The Arrival of the Queen of Sheba』

『ソロモン』というヘンデル作曲のオラトリオの中の1曲です。
(オラトリオとは、祈祷などのために歌われた曲のことです。)

『ソロモン』の中でも「シバ女王の入城」というシンフォニアが最も有名で、ウェディングソングとしてよく使われています。
2012年のロンドン五輪の開会式でも演奏されました。

明るく軽快なメロディで、いつまでも聴いていたいような心地の良い曲です。

題名:シバ女王の入城 (ソロモンより)
原題:Arrival of the Queen of Sheba (Solomon)
作曲者:ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル
作曲:1748年

7. ヘンデル 『水上の音楽 – Water Music』

こちらもヘンデル作品の中でとても有名な曲です。
オーボエ、ホルン、トランペット、フルートなどの管弦楽器を使用しており、軽快さ・華麗さの両方を感じられる曲です。

「王宮の花火の音楽」と雰囲気が似ているので、ぜひ合わせて聴いてみてください。

題名:水上の音楽
原題:Water Music
作曲者:ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル
作曲:1715年

古典派時代:1750〜1810年

バロック時代とロマン派時代の間の期間を古典派時代と呼びます。

バロック時代と古典派時代では、音楽様式がかなり異なります。
古典派時代はソナタ形式やロンド形式などの形式ばった楽曲が増え、新たに交響曲や四重奏などの曲種が確立されたり、
ピアノが一般的に使用されるようになったり、等の変化がありました。

また、古典派時代の音楽はクレッシェンドやデクレッシェンドを多用した情緒的なメロディが印象的です。
ハイドン、モーツァルト、ベートーベンなどがこの時代の代表的な作曲家として知られています。

8. ハイドン 『交響曲第94番(驚愕) – Symphony No. 94(Surprise)』

曲名の通り驚愕してしまう、突然の大音量から始まる曲です。(第2楽章部分)
「びっくり」と訳されることもあります。笑 遊び心のある曲名ですね。

題名:交響曲第94番 ト長調
原題:Mit dem Paukenschlag
作曲者:フランツ・ヨーゼフ・ハイドン
作曲:1791年

9. モーツァルト 『アイネクライネナハトムジーク – Eine Kleine Nachtmusik』

モーツァルト楽曲の中でもかなり有名な曲の1つです。
2019年には同名の邦画も公開されているので、そちらで題名を聞いたことがある方もいるかもしれません。
Eine Kleine Nachtmusikは ドイツ語で「小さな夜の曲」という意味です。

ト長調の非常に明るく爽快なメロディで始まります。
5楽章構成の曲ですが第2楽章が紛失されてしまっており、現在は4楽章のみ演奏されていることが多いです。

題名:アイネ・クライネ・ナハトムジーク K.525
原題:Eine kleine Nachtmusik K.525
作曲者:ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト
作曲:1787年

10. モーツァルト 『交響曲第40番 – Symphony No.40』

こちらも非常に有名ですが、
前項の曲とは打って変わってしんみりとした暗いト短調で始まる曲です。

題名:交響曲第40番 ト短調 K. 550
原題:Symphony No.40 K.550
作曲者:ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト
作曲:1788年

11. ベートーベン 『ピアノ協奏曲第3番 – Piano Concerto No.3』

『第3交響曲』と同時期に完成した作品で、ベートーベンらしさがしっかり感じられる曲調になっています。
独奏ピアノと管楽器の協奏曲です。

題名:ピアノ協奏曲第3番ハ短調作品37
原題:Piano Concerto No.3
作曲者:ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン
作曲:1800年

12. ベートーベン 『交響曲第5番(運命) – Symphony No.5』

日本語では『運命』と呼ばれている曲です。

ベートーベンの秘書が「冒頭の4音は何を表しているのか」と尋ねたところ、
「運命が扉を叩く音だ」と答えたことが由来になっているとか。

非常に高い評価を受けており、「ベートーベン音楽の最高潮」と表現されることもあります。

題名:交響曲第5番 ハ短調 作品67
原題:Sinfonie Nr. 5
作曲者:ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン
作曲:1808年

13. ベートーベン 『交響曲第9番(合唱) – Symphony No.9』

第4楽章に独唱・合唱が組み込まれているため、
日本語では『合唱』『合唱付き』と呼ばれることもあります。

ベートーベンの作曲した最期の交響曲で、年末コンサートの風物詩ともなっています。

演奏は約1時間に及びます。
その曲の長さや使用した楽器、合唱の導入などは当時の常識を超越していたようです。

題名:交響曲第9番 ニ短調 作品125
原題:Sinfonie Nr. 9 d-moll op. 125
作曲者:ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン
作曲:1824年

14. ロッシーニ 『ウィリアム・テル序曲 – William Tell Overture』

オペラ『ギヨーム・テル (ウィリアム・テル)』の序曲として作曲されました。

走り出したくなるような軽快な音楽がとても面白いです。
映画『時計じかけのオレンジ』でも重要な場面で何度か使用されていました。

題名:ウィリアム・テル序曲
原題:Ouverture de Guillaume Tell
作曲者:ジョアキーノ・ロッシーニ
作曲:1829年

最後に

本記事は、

✅ バロック〜古典派の知っておきたいクラシック名曲

✅ 話したくなるクラシック名曲・音楽家の背景知識・ストーリー

このような楽曲をご紹介しました。

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